初恋の通り道
そこには
今にも泣きそうな顔をした桐斗君の姿が!




すぐにきた道を走り去っていった






卒業式

ドキドキ
この心臓の音って皆に聞こえてないよね?!



なぜかと言うと

これまでの桐斗君のことを友達に話した結果
もう会えないかもしれないんだからと
告白するため手紙で

〔卒業式が終わったら校舎裏に来てください〕


と書いて渡しておいたのだ




今思えばこの時
もっと冷静に考えておくべきだった






ちょっと寒い

待つこと何分だろ
いつの間にか校庭には卒業生はいない


桐斗君は?
桐斗君もいない



「ふられたってことかな……」






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