<短編>あたしの飼い犬
いままでの言葉は全部嘘だったんだ…






公園のブランコに腰をかけ誰もいない場所ですすり泣いていた。




「これ、使ってください!」



ふと出されたハンカチに驚き顔をあげると、知らない男の子がいた。




「誰?」




「お…俺、2年の笠原 蓮です!
先輩ッッ…











好きです!

付き合ってください!」




突然の告白に目を真ん丸く見開いた。








タイミング悪すぎ…


「笠原くんだっけ?今告ればあたしとエッチ出来ると思った?」


この子もどうせ体目当て。
彼方と同じ…



「違います!」
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