恋の禁断症状

僕は仕方なく吉永もも子の胸に顔を埋めた

彼女はやんわり微笑んで

「これ、使ってね」

と、カラフルなスキンを差し出され、僕は受け取った

これは契約だ

愛なんて存在しない

マナを助けるためにはやむを得ないことだ

そう割り切ることで自分に言い聞かせていた


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