パートナー(Eijis' black world)
第三章 真相
それから一週間後、カイトから連絡があり、ボクは“B・W”に呼び出された。
「晃くんはイベント発生させたか?」

「知らない。あれ以来晃とは連絡とってない。」

「やっぱりな…今連絡しぃや。おそらくイベントを発生させていないはずやから…」

その一言でカイトがなぜ晃に渡したかわかった。

ボクはとりあえず晃に連絡した。

「晃。お前例のゲームやったか?」

「やってるけどなんで?」
「今日、俺にやらせてくんない?」

「はぁ?やだよ。お前ゲーム下手じゃん。」

ボクの予想通りの答えだった…

「晃。今から渋谷に来てくんないか?」

「いいけど…今すぐ?」

「あぁ。今すぐだ。話したい事がある…」

その日、外はどしゃ降りだった…

「なぁカイト…いつから知ってたんだ?」

「和久井が死んだ時の話を聞いた時、少し違和感を感じたんや。別に知ってたわけやない。ただの賭け事や。」

「なるほど…さすが詐欺だな…」
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