パートナー(Eijis' black world)
最終章 雨と告白…
ボクとカイトは晃の告白に言葉を失った…
「エイジもアンタも黒の世界の住人なんだろ?」
「エイジはちょっと違うけど、大体そうや。君の兄貴、有名やったで…」
カイトが動揺気味で言った。
「俺と兄貴は幼い頃、親の離婚が原因で離ればなれになった…その後すぐ母さんは再婚したから俺は大丈夫だったけど、兄貴は父親と最悪の生活を送ったんだ…」
晃は新しいタバコに火をつけ、吸いながら淡々と話し始めた。
「前の親父は最低の男でよ…頭が良くてカッコいい兄貴を金持ちのババアのとこに渡しては金稼ぎに利用していた。男版の援交みたいなもんさ。兄貴は好きでもないババアと寝て、体は汚れていった。それでも自分の学費のために耐えた…けど、結局その金は父親に使われて一銭も残らなかった…」
晃はタバコの火を消し、話を進めた。
「そんなある日、兄貴が俺を訪ねてきた。兄貴は…“親父を殺した。俺はもうお前とは会えない。親父の死体の隠し場所は後日教える。じゃあな…”そう言い残して、俺の前から消えた…
それから一週間後一枚のディスクと手紙が届いた…そこには“このゲームに全て書いてある”
と書いてあった…」
「エイジもアンタも黒の世界の住人なんだろ?」
「エイジはちょっと違うけど、大体そうや。君の兄貴、有名やったで…」
カイトが動揺気味で言った。
「俺と兄貴は幼い頃、親の離婚が原因で離ればなれになった…その後すぐ母さんは再婚したから俺は大丈夫だったけど、兄貴は父親と最悪の生活を送ったんだ…」
晃は新しいタバコに火をつけ、吸いながら淡々と話し始めた。
「前の親父は最低の男でよ…頭が良くてカッコいい兄貴を金持ちのババアのとこに渡しては金稼ぎに利用していた。男版の援交みたいなもんさ。兄貴は好きでもないババアと寝て、体は汚れていった。それでも自分の学費のために耐えた…けど、結局その金は父親に使われて一銭も残らなかった…」
晃はタバコの火を消し、話を進めた。
「そんなある日、兄貴が俺を訪ねてきた。兄貴は…“親父を殺した。俺はもうお前とは会えない。親父の死体の隠し場所は後日教える。じゃあな…”そう言い残して、俺の前から消えた…
それから一週間後一枚のディスクと手紙が届いた…そこには“このゲームに全て書いてある”
と書いてあった…」