パートナー(Eijis' black world)
「そんな事はどうでもいいよ!それより事故なのか?」

「いや、検証の結果。リビングと死んだ和久井 翔の部屋から大量の火薬が発見された…つまり…爆弾がセットされてたって事だな…」

「和久井の両親は?!」

「二人ともバラバラのミンチに成り果ててたよ…」

「黒の世界…」

「えっ?なんだって?」

「いや。なんでもない…そうかぁ…やっぱり和久井は自殺じゃなく、他殺だったみたいだな…」

「でもよ、エイジ。なんで両親まで殺されにゃいかんのだ?」

「両親はたまたまだろ…本当の目的はおそらく和久井の部屋にあった“何か”。犯人に繋がる“何か”だと思う…まぁ、またなんかわかったらよろしく!これからちょっと行くとこあるから!ほんじゃ!」

そしてボクは再び、あの関西弁の男に会うため、カフェ“B・W”に行った。

男はまださっきの席に座っていた。ボクはカフェに入るなり男のところに真っ先に向かい

「死んだ和久井の実家が爆破された。あんたに聞きたい事がある。」

「兄さんもわからんやっちゃなぁ。あんだけビビっとったくせにまだ首つっこんどんのか?ホンマに死ぬで。」

「はぁ?俺がいつビビったんだよ?」
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