あなたに願いを青春を…
春の訪れと制服
春がきた。
小学校の隣に建つ中学校へ皆で入学した。
他の小学校からも何校か一緒になって、前よりも人数は増えたが見慣れた顔ぶれの方が多くあまり新しくなった気がしなかった。
変わったことといえば、制服になったこと。
男まさりだった私は、小学校時代にズボンばかりはいていたので、制服のスカートがはきなれず恥ずかしかった。
もうひとつ変わったこと。
それは、聖也の身長が私を超したこと。
身長が小さくて馬鹿にしていた聖也がいつの間にか私を抜いていたのだ。
私は他の男子に抜かされたのは悔しかったのに、何故か聖也のことは嬉しかった。
あと、声変わりが始まったことも嬉しかった。
そして、聖也は小学校の時からやっていた少年野球もあって、野球部へ入部し、私はテニス部へと入部した。
小学校の恋に踏ん切りがつかなかった私は、優斗がモテ始めたのも知っていたが、諦めつかず、手紙で告白をした。
しかし、何日たっても返事は来なかった。
すると、返事を待っている間に当日付き合ってる説があった香穂里から急に呼び出された。
香穂里:「ねぇ。優斗に告ったって本当?」
私は、言えなかった。
瑠夏:「そんなわけないじゃん。ただの噂で
しょ?(笑)」
香穂里:「ふぅ~ん。ならいいんだけど」
そんなことも、あったのに諦めのつかない気持ちをどうにか終わらせたくて、私は優斗の家に電話をした。
瑠夏:「優斗?告白の返事を聞きたくて、電話
したんだけど。そろそろ返事聞かせ
て。」
優斗:「ん~。いいずらいな…」
瑠夏:「YesかNoで言ってくれればいい」
優斗:「ん~。…後者かな…」
彼の言う後者。つまり、答えは「No」だった。
瑠夏:「そっか。ありがとう」
私はようやくこの諦めの悪い自分への気持ちに終止符を打つことが出来たのであった。
そして、この日から数日もたたないうちにその時は不意にやってきた。
小学校の隣に建つ中学校へ皆で入学した。
他の小学校からも何校か一緒になって、前よりも人数は増えたが見慣れた顔ぶれの方が多くあまり新しくなった気がしなかった。
変わったことといえば、制服になったこと。
男まさりだった私は、小学校時代にズボンばかりはいていたので、制服のスカートがはきなれず恥ずかしかった。
もうひとつ変わったこと。
それは、聖也の身長が私を超したこと。
身長が小さくて馬鹿にしていた聖也がいつの間にか私を抜いていたのだ。
私は他の男子に抜かされたのは悔しかったのに、何故か聖也のことは嬉しかった。
あと、声変わりが始まったことも嬉しかった。
そして、聖也は小学校の時からやっていた少年野球もあって、野球部へ入部し、私はテニス部へと入部した。
小学校の恋に踏ん切りがつかなかった私は、優斗がモテ始めたのも知っていたが、諦めつかず、手紙で告白をした。
しかし、何日たっても返事は来なかった。
すると、返事を待っている間に当日付き合ってる説があった香穂里から急に呼び出された。
香穂里:「ねぇ。優斗に告ったって本当?」
私は、言えなかった。
瑠夏:「そんなわけないじゃん。ただの噂で
しょ?(笑)」
香穂里:「ふぅ~ん。ならいいんだけど」
そんなことも、あったのに諦めのつかない気持ちをどうにか終わらせたくて、私は優斗の家に電話をした。
瑠夏:「優斗?告白の返事を聞きたくて、電話
したんだけど。そろそろ返事聞かせ
て。」
優斗:「ん~。いいずらいな…」
瑠夏:「YesかNoで言ってくれればいい」
優斗:「ん~。…後者かな…」
彼の言う後者。つまり、答えは「No」だった。
瑠夏:「そっか。ありがとう」
私はようやくこの諦めの悪い自分への気持ちに終止符を打つことが出来たのであった。
そして、この日から数日もたたないうちにその時は不意にやってきた。