深紅の花に姫君《改装版》
薔薇の姫の伝承
「これは…繰り返される薔薇の姫の物語…」
紫の髪、瞳をもつ美しき少女は、伝承の書かれた書を開く。
そこに書かれていたのは……
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汝、女神の魂を持つ者。
血は嘘をつかぬ。
刻まれし王証がそれを示す。
時が来る。
天使に導かれ世界に命を捧ぐ。
命は、愛は深紅の花となりて降り注ぎ世界に愛をもたらす。
花のもとに眠りて御霊は天へと還らん。
愛を失いし者一人。
神は人の子の涙に再び命を与えん。
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「再び出会う二つの魂……。そして、貴女は神に愛を説く。今度こそ、貴女の幸せを願っております。アリア様……」
少女は空を見上げる。
そう、ここで待ち続ける。
貴女が、目覚めたその時に、神の元へと導く為に……
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