不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



「君の妹、雑に扱ってごめんねぇ。だって俺、本当はその子が欲しかったんだよね」



高瀬が指を差すのは、もちろん、俺たち側だ。





高瀬の指の先、

まさか、と。



ばっとみんなで後ろを振り向けば、




『や、やほ〜…』






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