飛び込んだらそこは異世界かも知れない!!
不思議な場所
…今年も寒い。

あきらかに変わらない寒さだ。

いつもそう。

ここは田舎の田舎のまた田舎。

しいてゆうとド田舎だね。

私たちは余りにもお金が無いから塾とかもいけない。

しかも冬場は都会に行って服を買って着こなさないと寒い。

でもメリットは沢山ある。

だって、夏には蝉がいっぱいいるし、学校が一つしかなくて合同だから友達いっぱいいるし、しかも山奥の涼しい所なんだ。

私も今思うといい環境って思う。

「おーい、乃愛~!」

友人の智華が声をかけてきた、

「どうしたの??」

私は問う。

「かーくれんぼしよう、乃愛ー良いじゃんーやろうよー」

そう言ったので私は

「良いよ!あ、さては和馬達もいるんだな~?(笑)」

智華は前、私とコイバナした時に、自ら和馬が好きと言った。

確かに和馬は優しいしどことなく面白いし、ノリがとてもいい。

そう言ったら『あ、和馬取ったら処刑♪』と、とてつもないキラーアイズで見てきた。

『とんでもないとんでもない』と、私はまったく恋とかあまり気にしないし興味もないから此処で一人で静かに暮らしたい。

「じゃあ隠れてよ~!!い~ち、に~い、さ~ん…」

どんどんと智華の声が遠のいてゆく、そして私はその辺にある有山ん家の墓の近くに隠れた。

そしてソコに役滞在1時間程。

あぁ、疲れた。

「あれ…あと乃愛だけ…」

声がしたので必死に隠れた。

自慢じゃないが、私は存在感がある代わりにその間逆、存在感もないのだ。

だから安心して目を瞑って笑っていた。

そしたら辺りがフッと暗くなった。

「え、なに!?」

私はさっきまでのサンサンと明るい光とは逆に、目の前からピカッと目が疲れるような光が照った。

私の目の前に小さな洞窟らしきものができていた。

私はこの村を知り尽くしている。

こんなものはない!

なかった!

私はすぐに立ち上がり、目の前が普通の視界に戻ると智華に言った。

「ねぇ智華!!あそこに変な洞窟があるんだけど、何アレ!?」

私は戸惑い焦りながらあっちの方向へ指した。

「もー、馬鹿だなぁ乃愛…前からあったよ?まったくどうしちゃったのさ」

…は?…へ?どうゆうこと…?

「今なんて…」

「だから前からそこあったよて!!」

智華が怒鳴り付けた。

「どないしたん、智華怒るなやて、のん、怒らしたんさかい?」

和馬が近寄ってきた。

「私は別に怒らしてもないよ、ただあの洞窟らしきものがそこにあったのかを聞きたくて…」

戸惑いながらも必死に答える。

「どしたんやのん、頭でも打ったか?まぁどちらにせよ、前からあったところをのんが覚えてないて、あんまないわな。ほんま大丈夫か?」

和馬は私のことをかばってるのかかばっていないのかはっきりしない。

「頭打ってない、皆どうしたの?ほんとにどうしたの?」

『えー、のんどうしたの』

『病んだ?』

『ダニエルも思うよな~(笑)』

『前からあったのにどうしちゃったの…??』

「皆…?どうしちゃったの…?え、嘘でしょ…」

そう言って乃愛は膝をついた。

…その洞窟は不思議な世界に繋がっていたのだ…それはルーインズと呼ばれる遺跡だったのだ。

そこで乃愛はそこに入ってみよう。

何か手がかりがあるはず、そういって一人で洞窟の中に入っていった。

その時に、人間界の時間が止まり、乃愛の存在が人間界から消えたのだ__。

何か大切な物を失ったような感じがする__。

でも覚えてない__。

何があったのか、私は誰なのか、ここはどこ?

しっくりと覚えてない、私がもといた場所へ帰りたい…

皆のもとへと帰りたい…

乃愛は洞窟の重力がかかったところへ落ちていった_。

ソコは見たことがない物を沢山置いていた。

その時の私は、いつものトレードマーク、ポニーテールがロングに戻っており、とてもボサボサな状態だった。


[Come on games]


そう書かれた画面を3回ほどタップした。

そしたら自分の身なりが代わり、髪は茶色から金髪近くの茶髪に代わり、服はポップ徴からサイバー風に変わっていた。

スニーカーもブーツに変わっていたし、しかも手には銃を持っていた。

「…ナ…ナニコレ…」

そうだ。

さっぱりしない乃愛からしたら、何が起こったのかもわからない。

「やぁ、初めてかな、ノア、君はこの世界に来て正しい者だ。素晴らしい…。人間界の方が楽しかったかね?」

私は頷く、

「じゃあ、この世界のトップになったら返してあげるよ。女王」

そう言って私はアジトに連れられた__。

この世界はゲームの世界。

連れられたノアと言われる少女は此処で生きて行き、トップに降臨するまでいるのだ。

…少女の戦いが始まる。
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