飛び込んだらそこは異世界かも知れない!!
「ァーァー…」

私の声は”テクノボイス„と言われる声になっていたのだ。

私は本当にこんなことが起きるだなんて幻だと思ってた。

ずっとそんな世界興味もなかった。

記憶も薄れてわかんない所もたくさんある。

ギリギリ言葉がわかるところだ。

他にもたくさん大切な物があったのかもしれない、

好きなことだってあったかもしれない。

この世界に本当にいなきゃいけないのか。

何故いるのだろうか。

そう思っても落ち着く。

そんな世界だ__。

「君~ソコの君~!ノアくーん!」

私が来たときに出向いた頭が銀色のいかにもおっさんっぽい20後半位の男が呼んだ。

私はノアじゃない、そう思ったけど…。
多分、ノアなんだ…私は…。?

「ノア~ノアのことだよ。ちゃんとフリーで登録した?」

フリーとはなんだろう…

首をかしげて悩んで悩んで悩んだ。

でも知識がないためわからない。

「フリーって何です…?」

『アッハッハ』とその銀髪は笑った。

「フリーってゆうゲームだよ。アハハ。君はまだ来たばっかりで知らないと思うけどさ、ここゲームの世界ってゆうの?まぁイマドキ風に言えば…」

上を向いてクスクス笑っている。

キモい。

「言えば?」

冷めた目で銀髪を見た。

「いやぁいやぁ、何も知らない君に言った僕が可笑しかった、悪い悪い。」

そう言って変な笑みを浮かべる銀髪。

あぁ、なんてキモい。

「登録してきます。では…」

私がその場を外れようとすると銀髪が何かを言ってきた。

「ちょいちょい、待ってよ、ねぇ。ノアは登録の仕方わかるの?(笑)」

あ、そういやーわかんないや。

「教えてください。銀髪」

「銀髪ってナニ!?僕は銀羽だよ…銀まであってるのに…登録するなら僕についてくるんだ。さぁおいで。」

私はしぶしぶついていった。

「さぁここだよ」

テクノロジーとゆう言葉を添えて、とても面白い世界が出てきた。

「わぁー、何ココぉ…なんかの細胞の中見たいね。」

「気持ち悪いこと言わないでくれよぉ…」

真っ青になった銀羽は後ろを向いて何かしている。

「銀羽、何をしてるの?」

銀羽は何かをタップしている。

「君を登録しなきゃ、えーと、容姿は~…えーと…」

私の体をまじまじ見てくる。

気持ち悪い。

「えーと、金髪と茶髪が混じったロン毛…電脳ガール的装飾…電脳ブーツ…手には…銃かい?珍しいねぇ…」

私の手に持っている銃は珍しいみたい。

水色の固い水晶で、できている。

柄は星柄。

普通に可愛い人気のありそうなモデルデザインだ。

「コレ、そんなに珍しいの?なんなら見せてあげるけど。」

「あ、後でいいよ。とりあえずオッケーか。よしよし、ログインしてみて…。できてるかもしれないからね。君のウチはここだよ。」

団地の205号室を指差した。

「最初は狭いかもしれないけど。あぁ、ダンジョンにでかけるならいらないからね、まぁいるものとかはこれあげるから敵とかと戦ってお金集めてね。」

袋なんかいらないんですけど…

「とりあえずありがとうございました。えっと、部屋に行って早速戦いに行くので。」

そう言って振り向くと銀羽が、

「仲間も作れるからね!では!」

と手を降ってくれた。

「あぁ、わかった」

そう答えて部屋へと向かった。

…トコトコトコトコトコトコ…

「ん…ここかな…ってせまっ。」

約6畳の部屋が2つ。

トイレと風呂場、そしてキッチン。

まぁ、悪くはないけどね。

「ふぅ… 前どこかにいた記憶がなんか出てくるんだなぁ…智華って誰だっけ…たくさん思い出がある…さぁーてと…」

私は部屋を立ち、外にでてダンジョンへと向かった。

「確か銀羽は『ダンジョンで敵を倒してお金を手に入れられる。』と言ってたなぁ…メンドイけどコツコツ頑張ろう…」

そうして少女の異世界での旅が始まったのである__。
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