君が教えてくれた事



初めての混浴に大満足で部屋に戻ると、既に布団が用意されていた。



部屋の入り口で、布団を見つめて立ち止まったリカ。



分かりやすくて、かわいい。



「布団でエッチ」



後ろからそう言うと、勢いよく振り返るリカ。



ニヤッと笑って、布団の上に座ると、リカも隣に座った。



緊張してんのか?



自販機で買ったペットボトルのお茶を飲みながら、落ち着かない様子のリカの頬にキスをした。



絡まった視線を、恥ずかしそうに逸らす。




唇を近づけると、ゆっくりと目を閉じた。




リカの体を引き寄せて、何度も何度もキスをする。




柔らかい唇、熱い舌、甘い声・・・



全ての感覚が、リカに集中する。




浴衣の首の部分から手を忍び込ませて、胸に触れると、ギュッと俺の浴衣を掴む。





火照った体を刺激しながら、ゆっくりと触れていく。



布団の上に寝かせたリカのトロンとした顔と、乱れた浴衣。




柔らかい体に触れながら、味わう様に全身に舌を這わせる。


走り出しそうな欲を、必死に抑えて丁寧に愛していく。




俺の指と舌の動きに合わせて、リカが甘い声を漏らす。




限界の近づいたリカの腰が浮く。



「歩太・・・もうダメ・・・来て・・・」




俺はゆっくりとリカの中に入っていく





.
< 142 / 260 >

この作品をシェア

pagetop