君が教えてくれた事



リカは、すごく怯えていた。




ごめんな・・・



怖がらせたかった訳じゃないんだ。





でも、これが俺だから・・・




リカには、黙っておけなかったんだ。







「リカ、同情ならいらない。俺は大丈夫だから。ゆっくり考えて。」




握った手から、リカの優しさが伝わる。


俺の為に、泣いてくれたリカが、



俺の過去を救ってくれたんだ。




俺は大丈夫。




.
< 76 / 260 >

この作品をシェア

pagetop