命の源
宮近優Time
時計は、午前1時を回っている。




「あ〜眠い・・」




机の上で今にも意識が無くなりそうな女が一人。




高3の彼女は、只今受験勉強中である。




毎日こつこつと問題集の山を片付ける彼女。




この努力が彼女を学年トップの成績に結び付けている。




「優〜、キリのいいとこで寝なさいよ〜」




やさしい口調でそう声をかけたのは、祖母。




彼女は、祖母と2人暮しだ。
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