命の源
「雄介・・あんた悩み無いでしょ?」




日々の出来事に精一杯な私にうざい程元気な雄介。




いくら幼なじみとはいえ、二人が分かり合えるコトは永遠に無いように感じられた。




「はぁ〜?俺だって悩んでるっての。受験生なんだし」




私大推薦ねらいのくせに、何が受験生だ。




悩みを感じさせない笑顔が、何か




・・ムカつく。




「早く行って、さっさと終わらせようぜ〜、ゆう〜」



雄介が肩を揺らしてくる。



やっばい。




寝不足過ぎて、意識がとびそう。
< 12 / 195 >

この作品をシェア

pagetop