命の源
「もう、最悪」




女子生徒か、怒りを露にしているのとは対照的に村上は、罰が悪そうな顔を見せる。




「先生・・」




雄介が、残念そうな声を出す。




私は、2人を睨みつける。



そして、口を開く。




「先生、残念ですよ。
いい大人が、命の重さも分からないなんて





私の中で村上はもはや、教師として認識出来ない。




「こんな状況で、セックス出来ちゃう下等生物は
せいぜい噂の的にでもなって反省してください」




私の挑発的な言葉に2人の表情は険しかった。




無言のままこちらを睨みつける。




私は、その視線を振り払い、その場を後にしようとした。
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