命の源
村上先生の尋常じゃない姿に、先程の出来事を知る人間達が口を開き始めた。




「村上ってさ〜、さっき図書室で1年とセックスしてるとこ見つかったらしいよ」




「うっそ、マジで?」




「きっしょ〜」




このように噂が口伝てでどんどん広がっていた。




きっとそれに耐えきれなくなった村上は、発狂してしまったのであろう。




哀れな村上の姿が映る。




今度は、殺人でも犯す気かよ




私は舌打ちをした。




つくづく命を粗末に扱う人間だな




もはやこいつに同情の余地は無い。
< 144 / 195 >

この作品をシェア

pagetop