命の源
職員室を出るとこの日最後の花火が上がった。




花火の光が儚い夢のように消えていく。




何か・・もの凄く疲れた。



夏木と別れ、私は携帯を開いた。




無意識の内にハルのブログにアクセスしていた。




ハル・・




今日も1日、




お疲れさん





真っ暗な空に私の携帯の画面が光を放つ。




今の私には、花火よりも感動する光なのかもしれないとふとそんなことを感じていた。
< 150 / 195 >

この作品をシェア

pagetop