命の源
一方その頃雄介は、梨果に強引に引っ張られ河川敷で花火を見ていた。




「お〜すげぇ綺麗」




子供のように花火に喜ぶ雄介の笑顔が花火の光に照らされキラキラしていた。




その表情が何よりも愛しいと思った。




だから
「雄介・・好きだよ」





私は思わず告白していた。



花火と共に打ち上がった私の真っ直ぐな思い。




雄介は、その重さを多分知っていた。




だから辛そうな顔になったんだ。

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