命の源
命の源
数ヶ月後、梨果がようやく登校してきた。




依然として記憶は戻っていないものの、身体は大分回復しているらしい。




雄介が梨果を支えるようにしてやってきたので、冷やかしの声が上がる。




「雄介〜良かったな
彼女が戻ってきて」




友達からの野次に
「うるせ」
と笑顔で応える雄介




そんな雄介が何故か遠くに感じた。




雄介の姿を追っていると、不意に目が合った。




・・・




雄介がすぐに目を反らした。




何、これ?




何でこんなに傷ついてんの、私。
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