命の源
私は、今にも泣き出しそうだった。




ねぇ、お母さん




私が今まで必死で守ろうとしていたものって何だったのかな?




何で、こんなに苦しいの?



何でこんなに切ないの?




何でこんなに雄介のことばっか考えてるの?




初めて気付いた。




私は、いつの間にか雄介に恋に落ちていたんだ。




「宮近・・今日帰り待ってるから」




夏木が、私のクラスに顔を出した。




「分かった」




私は 頷く。




ごめんね。夏木




・・私今更自分の気持ちに気付いちゃったよ




本当、馬鹿だよね私。
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