命の源
「ゆ〜う☆」




肩を叩かれ振り返る。




雄介が顔の中心に全神経を集中させたような不細工な顔をさらしていた。




「・・何?」




これが雄介じゃなきゃもっとマシなリアクションをしてあげるトコだが、私はテンションが上がらないまま、雄介の変顔をスルーした。




「おっまえ、リアクション悪いよ!!梨果なんてめっちゃ爆笑してくれたぜ?」



雄介はふて腐れている。



「なぁ〜梨果」




雄介が同意を求める先には、目一杯可愛い笑顔で微笑む梨果の姿があった。
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