命の源
「夏木・・ありがとね。」




私は、笑えた自分に対しての感謝を夏木に伝えた。




「何が?」




突然のお礼の言葉に怪訝な表情の夏木。




その表情も夏木らしくて、私は気持ちが楽になった。



「生きててくれて?」




私は漠然とした言葉で返した。




「馬鹿にしてんの?」




不機嫌そうな表情が、やっぱ夏木らしい。




その日家に着くと、私はハルのブログにアクセスし、コメントを書いた。




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名前 ユウ
タイトル 夏
ハルは、本当に夏が似合うよ☆
ハッピーサマー
(^_-)-☆




これから先、何が起こっても、夏木のようにぶれない人間になろうと思った。




夏のひまわりようにまっすぐ、強く。




私は生きていきたい。




しばらくして、携帯を見るとメールが届いていた。
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