命の源
その様子を見ていた実子。



「夏木君はさ〜、弁護士になりたいって有名だけどさ優って何になりたいの?」



興味津々といった表情で私を見つめる実子。




その単純な疑問に私は言葉に詰まる。




私がなりたいもの・・




そんなもの無いからだ。




ただ努力するコトでしか、生きてる実感が持てず、自ら辛い生き方をしてるだけ



「う〜ん




とりあえず




強く生きる。」




私は、そう呟いた。
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