命の源
「はぁ?何それ〜」




そう言って笑う実子の声に釣られて私も可笑しくなってきた。




私、相当病んでんな〜




そう思って自分が馬鹿らしかった。




「まぁ、確かに優なら一人でも強く生きていけそうな気がするけど」




実子の言葉に私は苦笑いを浮かべる。




私だってもっと穏やかに生きたい。




でももう出来ないの




いつだってあの時の記憶が蘇る。




だから生きてる限り、息苦しさに耐え続けるしかない。




でも私は大丈夫。




きっと一人でも強く生きていける。
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