叶えたい花。
頼りっきり
すいません
今日も、いつも通りに登校してくると、
「先輩…」
と、聞き慣れた声が空耳のように小さく聞こえてきた。私は、本気で通り過ぎようとした。すると、
「先輩…助けて…」
と、やっぱり聞き慣れた声がした。声のした方へ渋々振り向くと、
「先輩…助けてください…」
と、聞き慣れた声の主、りょーくんがそこにいた。私は、
「…、無視していい?」
と言って、そこから立ち去ろうとすると、
「先輩どこ…」
と、話を聞いていなかった。私はため息を吐いてから、
「…、しゃがんで」
と言って、りょーくんの持っていたファイルやプリント類を分けてもらったのだった。りょーくんはというと、
「あ、ありがとうございます、先輩。助かりました」
と、私にお礼を言った。私は、
「これ、どこに持って行くの」
と、聞いてみた。りょーくんは、こう返してきた。
「資料室です」
「あの建て付けの悪い?嘘でしょ?」
と、私は声を上げたのだった。ここの資料室はドアの建て付けが悪く、りょーくんとは一番入りたくない所だった。
「先輩…」
と、聞き慣れた声が空耳のように小さく聞こえてきた。私は、本気で通り過ぎようとした。すると、
「先輩…助けて…」
と、やっぱり聞き慣れた声がした。声のした方へ渋々振り向くと、
「先輩…助けてください…」
と、聞き慣れた声の主、りょーくんがそこにいた。私は、
「…、無視していい?」
と言って、そこから立ち去ろうとすると、
「先輩どこ…」
と、話を聞いていなかった。私はため息を吐いてから、
「…、しゃがんで」
と言って、りょーくんの持っていたファイルやプリント類を分けてもらったのだった。りょーくんはというと、
「あ、ありがとうございます、先輩。助かりました」
と、私にお礼を言った。私は、
「これ、どこに持って行くの」
と、聞いてみた。りょーくんは、こう返してきた。
「資料室です」
「あの建て付けの悪い?嘘でしょ?」
と、私は声を上げたのだった。ここの資料室はドアの建て付けが悪く、りょーくんとは一番入りたくない所だった。