空のギター
「──改めまして、こんにちはー!今日は僕達の初ライブということで……お友達に無理矢理連れてこられたという方のためにも、まずはメンバー紹介をしたいと思います!」
進行を務めるKouyaのユーモアたっぷりの一言で、会場がどっと笑いに包まれる。公的な場面では一人称を変える彼は、どうやら人を楽しませることが好きらしい。
Kouyaの「まずはこいつ、サブリーダーのKazamiです!」という声を受け、Kazamiが一歩前に出る。お笑い好きな彼は「さっきの発言に座布団1枚!」と小声でKouyaに伝え、クスリと笑った。
「どうもー、Kazamiです!ダンス部所属の17歳で、エレキギター大好き人間で~す!
勿論、ファンのみんなとメンバーも大好きです!今日一日、よろしくお願いします!!」
Kazamiは観客に手を振り一礼する。彼女達の多くは、ファンと仲間を大切に思う彼の言葉に絶叫した。憧れのアーティストから“大好き”という言葉が飛び出すと、自分が言われている訳ではなくてもドキッとするものだ。それを狙っているのかどうかは分からないが、Kazamiはその発言で、会場のムードを作る一役となったのだった。
進行を務めるKouyaのユーモアたっぷりの一言で、会場がどっと笑いに包まれる。公的な場面では一人称を変える彼は、どうやら人を楽しませることが好きらしい。
Kouyaの「まずはこいつ、サブリーダーのKazamiです!」という声を受け、Kazamiが一歩前に出る。お笑い好きな彼は「さっきの発言に座布団1枚!」と小声でKouyaに伝え、クスリと笑った。
「どうもー、Kazamiです!ダンス部所属の17歳で、エレキギター大好き人間で~す!
勿論、ファンのみんなとメンバーも大好きです!今日一日、よろしくお願いします!!」
Kazamiは観客に手を振り一礼する。彼女達の多くは、ファンと仲間を大切に思う彼の言葉に絶叫した。憧れのアーティストから“大好き”という言葉が飛び出すと、自分が言われている訳ではなくてもドキッとするものだ。それを狙っているのかどうかは分からないが、Kazamiはその発言で、会場のムードを作る一役となったのだった。