空のギター
「……リーダー。あんまり誉めたら、こいつが調子に乗る。」
ボソリと呟いたRaiseiに、「そう言うRaiseiは、好きなシーンないの?」とKazami。Raiseiは「俺は……亮人が瑶子を呼び出すシーンかな。あのシーンで、Setsunaのファンがかなり増えたんだろうなって思った」と語る。それを聞いたSetsunaは、何故か苦笑いを浮かべた。
「あー、嬉しいんだけど……この後絶対ダメ出しが来るんだよね。」
「おう、よく分かったな。お前、授業中のシーンで素だっただろ?ボケーッとしてたから、先生に怒鳴られた時にマジで驚いてたもんな。」
「……何で分かるかな、君は。」
「だって、現に俺ら、同じ教室で授業受けてるじゃん。」
「あ!そうだった!!しかも八年来の付き合いだったね!!」
さも今思い出したというように言って笑い出すSetsunaと、わざとらしい溜め息をついて微笑するRaisei。「お二人共、同じ学校というだけあって仲良しですねー!」と言う司会者に、彼らは揃って「腐れ縁です!!」と返していた。それが本心ではないということを、メンバーをはじめとした周りはみんな知っているのだが。
ボソリと呟いたRaiseiに、「そう言うRaiseiは、好きなシーンないの?」とKazami。Raiseiは「俺は……亮人が瑶子を呼び出すシーンかな。あのシーンで、Setsunaのファンがかなり増えたんだろうなって思った」と語る。それを聞いたSetsunaは、何故か苦笑いを浮かべた。
「あー、嬉しいんだけど……この後絶対ダメ出しが来るんだよね。」
「おう、よく分かったな。お前、授業中のシーンで素だっただろ?ボケーッとしてたから、先生に怒鳴られた時にマジで驚いてたもんな。」
「……何で分かるかな、君は。」
「だって、現に俺ら、同じ教室で授業受けてるじゃん。」
「あ!そうだった!!しかも八年来の付き合いだったね!!」
さも今思い出したというように言って笑い出すSetsunaと、わざとらしい溜め息をついて微笑するRaisei。「お二人共、同じ学校というだけあって仲良しですねー!」と言う司会者に、彼らは揃って「腐れ縁です!!」と返していた。それが本心ではないということを、メンバーをはじめとした周りはみんな知っているのだが。