空のギター
「あんた達!大ニュースよ!!」
すぐ様部屋に飛び込んできた硝子。あまりの急ぎように、五人はめいめい驚いている。
「硝子さん、どうしたんですか?」
雪那が尋ねる。硝子は息を調え、五人をジッと見て噛み締めるように言った。
「あんた達のテビューが、決まったのよ!3月8日!!
……おめでとう!!」
やっと芸能界を歩き始める五人に、小さな拍手が贈られた。突然告げられた表舞台へ立つ日に、彼らは驚きを隠せない。
「え……何か急すぎない?ドッキリじゃないの!?」
「紘、残念ながら嘘でもドッキリでもないわよ!ウチの仕事の早さはピカイチだからね。明日から早速新曲のレッスンに入ってもらうから、みんなよろしくね!!」
硝子はウインクをし、爽やかに言う。目を白黒させていた五人だが、雪那だけはキリッと表情を変えた。
「あの……硝子さんっ!」
絞り出すような声を聞き、硝子と他の四人が雪那を一斉に見つめた。
「あら雪那、どうかしたの?」
硝子は笑顔で言う。雪那は一旦息を吸い、硝子をまっすぐ瞳に映して言った。
「デビュー曲……俺が作詞作曲しちゃダメですか?」
すぐ様部屋に飛び込んできた硝子。あまりの急ぎように、五人はめいめい驚いている。
「硝子さん、どうしたんですか?」
雪那が尋ねる。硝子は息を調え、五人をジッと見て噛み締めるように言った。
「あんた達のテビューが、決まったのよ!3月8日!!
……おめでとう!!」
やっと芸能界を歩き始める五人に、小さな拍手が贈られた。突然告げられた表舞台へ立つ日に、彼らは驚きを隠せない。
「え……何か急すぎない?ドッキリじゃないの!?」
「紘、残念ながら嘘でもドッキリでもないわよ!ウチの仕事の早さはピカイチだからね。明日から早速新曲のレッスンに入ってもらうから、みんなよろしくね!!」
硝子はウインクをし、爽やかに言う。目を白黒させていた五人だが、雪那だけはキリッと表情を変えた。
「あの……硝子さんっ!」
絞り出すような声を聞き、硝子と他の四人が雪那を一斉に見つめた。
「あら雪那、どうかしたの?」
硝子は笑顔で言う。雪那は一旦息を吸い、硝子をまっすぐ瞳に映して言った。
「デビュー曲……俺が作詞作曲しちゃダメですか?」