空のギター
僕らの名前は
3月中旬のある日。デビュー間もない五人が、とある歌番組に出演することになった。
「続いてのゲストは、最近人気急上昇中の五人組ユニット、Quintetの皆さんで~す!!」
司会者の女性の声にファン達がと歓声を上げる。「こんばんはー!!」と叫ぶ五人が笑顔で現れると、声は一際大きくなった。ファン達がそれぞれの名前を叫ぶ。声援を受けた五人は顔を見合わせて笑い、ゲスト席に着いた。
「皆さん、つい最近デビューしたとは思えないくらいのファンの歓声ですねぇ。」
司会者が驚いて言うと、Kouyaが「ありがとうございます!自分達が一番びっくりしてますよ……」と苦笑した。
「そういえばこの前、Kazamiがファンの子に声かけられたらしいですよ!一人でコンビニ行った時だっけ?」
Hiroは司会者に言った後、Kazamiをチラリと見てニヤリと笑った。Kazamiは言うなよ……と言いたげな顔でHiroを見ている。
「Kazamiさん、どう対応なさったんですか?」
予想通り食い付いてきた司会者に、Kazamiは観念したように呟く。
「えーっと……逃げちゃいました……」
「続いてのゲストは、最近人気急上昇中の五人組ユニット、Quintetの皆さんで~す!!」
司会者の女性の声にファン達がと歓声を上げる。「こんばんはー!!」と叫ぶ五人が笑顔で現れると、声は一際大きくなった。ファン達がそれぞれの名前を叫ぶ。声援を受けた五人は顔を見合わせて笑い、ゲスト席に着いた。
「皆さん、つい最近デビューしたとは思えないくらいのファンの歓声ですねぇ。」
司会者が驚いて言うと、Kouyaが「ありがとうございます!自分達が一番びっくりしてますよ……」と苦笑した。
「そういえばこの前、Kazamiがファンの子に声かけられたらしいですよ!一人でコンビニ行った時だっけ?」
Hiroは司会者に言った後、Kazamiをチラリと見てニヤリと笑った。Kazamiは言うなよ……と言いたげな顔でHiroを見ている。
「Kazamiさん、どう対応なさったんですか?」
予想通り食い付いてきた司会者に、Kazamiは観念したように呟く。
「えーっと……逃げちゃいました……」