空のギター
「えーっと……僕達五人はまだデビューしたばかりなので、大したことは言えません。ただ、大切なのは“自分を信じること”と“諦めないこと”、それから“努力すること”だと思います。
生きてると色んな挫折も味わうけど、それに負けない人が自分を確立出来るんじゃないかなぁって、僕らは思います。」
KouyaはDJに小声で「こんなんで良かったですかね?」と尋ねる。DJが親指を立てて「素晴らしい答えだね!」と告げると、五人はホッとした表情を見せて笑い合った。丁度その時、間もなく番組終了時間だということを知らせるカンペがDJに向けられる。DJは小さく頷き、エンディングへと話を展開させる。
「Quintetの皆さん、素敵なアドバイスをありがとうございました。
さーて、リスナーの皆さんと会場に来てくれたお客さん!残念ですがお別れの時間が近付いてきました。」
ガラス越しに不満の声がいくつも聞こえる。DJに「最後に一言どうぞ!」と言われ、代表してSetsunaが別れの挨拶をすることになった。
「俺達の名前は“Quintet”です!みんな、忘れないでねー!!」
──関係者達に礼を言ってスタジオを去る五人。その背中を沢山の歓声が叩いてくれた。
生きてると色んな挫折も味わうけど、それに負けない人が自分を確立出来るんじゃないかなぁって、僕らは思います。」
KouyaはDJに小声で「こんなんで良かったですかね?」と尋ねる。DJが親指を立てて「素晴らしい答えだね!」と告げると、五人はホッとした表情を見せて笑い合った。丁度その時、間もなく番組終了時間だということを知らせるカンペがDJに向けられる。DJは小さく頷き、エンディングへと話を展開させる。
「Quintetの皆さん、素敵なアドバイスをありがとうございました。
さーて、リスナーの皆さんと会場に来てくれたお客さん!残念ですがお別れの時間が近付いてきました。」
ガラス越しに不満の声がいくつも聞こえる。DJに「最後に一言どうぞ!」と言われ、代表してSetsunaが別れの挨拶をすることになった。
「俺達の名前は“Quintet”です!みんな、忘れないでねー!!」
──関係者達に礼を言ってスタジオを去る五人。その背中を沢山の歓声が叩いてくれた。