Blue Bird
「…ふーん」

私の言葉にもう興味ないというように返す彼女。先程から気になっていたけど、この人どうしてこんな態度なんだろう…。兄や大翔さんとは少なからず近しい存在なはずなのに。

*****

優奈さんと別れてカフェを後にした私はすっかり暗くなった夜道を歩いていた。長時間履いて少し痛くなったパンプスを庇うように歩く。


コツコツッ…コツコツッ…


コツコツッ…シュッシュ…


コツコツッ…シュッシュ…

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