Blue Bird
明らかにヒールだけではない音が静かな夜道に響く。まただ。いつかのスニーカーを擦ったような音。


それは規則正しいリズムで私のヒールに合わせてくる。


…また来るなんて。まさか同じ人…?


以前と同様早足で歩いていると携帯が鳴り響いた。遼司さんからだった。品だしを手伝ってほしいからバーに来てほしいとのことだった。

そのままバーへと足を進めた。
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