Blue Bird
もし兄が誰かに嵌められているのなら、このまま泣いている場合じゃない。


警察から聞いた兄が勤めていたらしいバーに向かうことにした。


向かったのは都内の裏道にあるバー。銀色のプレートでシルバーレインと書いてある扉から入る。

店内はオレンジ色の照明と静かなバラードが流れていた。

入ってすぐにあるカウンターにはまだ昼間だからか2、3人が座っている程度だった。
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