Blue Bird
電話が終わってもしばらくその声は頭のなかで響き続けた。いつからだろう。いつの頃からか彼のしぐさや声に安堵してる自分がいた。いつも助けてくれるからかな。

そんなことを考えながら、少し温くなったミルクティーに口をつけた。


その時再び部屋にインターフォンが鳴り響いた。重い体を起こして玄関へと向かった。


「理央!久しぶり!」

ずかずかと家に上がり込んできたのは高校時代の同級生、真里。

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