Blue Bird
茶髪のショートボブの髪をくるっと巻いた明るい印象の彼女はどこか落ち着きがないような人だ。常に忙しなく動き言いたいこともはっきりと言う。高校時代彼女には何かと振り回されてきた。


「とりあえず座って」

興味津々に辺りを見回す彼女を横目に一言そう言うと即座にひとつだけある座椅子に腰を下ろす真里。

お客用のお茶を出して真里の目の前に座った。


「で、今日はどうしてここに?」
< 217 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop