後ろの正面だあれ?

憎まれ口叩いても、それなりに気にしてくれてるようだった。


「なんかあったら、頼むで!」



「何時でも、任しとき!」




笑いながら返事をするなおみを見送り、卒業までの時間を振り返った。


「もう、卒業か〜。」


独り言のように、呟いた。







そんな事が、あったのをすっかり忘れてしまった。






< 43 / 46 >

この作品をシェア

pagetop