モテないオトコ
第四章:魔法使いと女友だち
あ……
今、手を握られてる?
「ほら!ちゃっちゃと歩く!
遅刻は減給対象やで!」
「わかってますよ」
俺は、自分の席に着くと一呼吸置いた。
笹山さんとは同じ部署だった。
今まで気づかなかった。
笹山さんごめんね。
俺は、心のなかで謝った。
まぁ、心のなかで謝っても伝わらないんだろうけど……
「おい。
さっき笹山ちゃんと一緒にいたよな?
仲いいのか?な?な?な?」
菊池は、そういうと俺のわき腹をつついた。
「そんなんじゃないよ……」
「昼休みは、その話題で持ちきりだったぞ?」
「とりあえず、否定しておいてくれ」
「お前最近、モテモテだな?
この間、辞めた橘さんに笹山さん。
どうして、社内の可愛い所ばかりお前の元に行くんだ?」
「可愛い所?」
「お前知らないのか?
橘さんは、社内一可愛い女子社員だったんだぞ?
で、その次が笹山さんだ。」
「へぇー」
「『へぇー』って、お前なー
感心ないのか?」
挨拶すら、キチンと返してもらえないしね……
それで、関心なんてもてるはずない。
今、手を握られてる?
「ほら!ちゃっちゃと歩く!
遅刻は減給対象やで!」
「わかってますよ」
俺は、自分の席に着くと一呼吸置いた。
笹山さんとは同じ部署だった。
今まで気づかなかった。
笹山さんごめんね。
俺は、心のなかで謝った。
まぁ、心のなかで謝っても伝わらないんだろうけど……
「おい。
さっき笹山ちゃんと一緒にいたよな?
仲いいのか?な?な?な?」
菊池は、そういうと俺のわき腹をつついた。
「そんなんじゃないよ……」
「昼休みは、その話題で持ちきりだったぞ?」
「とりあえず、否定しておいてくれ」
「お前最近、モテモテだな?
この間、辞めた橘さんに笹山さん。
どうして、社内の可愛い所ばかりお前の元に行くんだ?」
「可愛い所?」
「お前知らないのか?
橘さんは、社内一可愛い女子社員だったんだぞ?
で、その次が笹山さんだ。」
「へぇー」
「『へぇー』って、お前なー
感心ないのか?」
挨拶すら、キチンと返してもらえないしね……
それで、関心なんてもてるはずない。