俺様上司は、極上の男!?
どうしよう。
課長は静原さんに依頼をキャンセルするとまで言ってしまった。
今から、新しいデザイナーを探す?
それとも、すぐにでも私が静原さんに頭を下げに戻るべき?
彼の気が済むまで土下座でも何でもすべき?
「おまえのミスはもう済んだことだ」
課長は昨日ミスの報告をした際に、ひとつ嘆息して「どうすればいいか考えろ」と言った。
彼の叱責はそれだけ。
そのことが余計に、櫟課長の中で私の評価ががくんと下がったことを感じ、居たたまれない気持ちになる。
課長は続けて言う。
「最初からこうなるっていうのは想定してた。自分の創造物でメシ食ってる人間なんて、プライドの塊なんだよ。商品価値をつけてくれるヤツには下手に出て見せても、腹ん中は基本上から目線。ある程度実績のあるヤツがプライド傷つけられてまで仕事を続けてくれるとはハナから思ってない」
「じゃあ……」
突っぱねられるってわかってて、謝罪に同行したんだ。
ただ、謝って文句を言われるだけなのに、付き合わせてしまった。
本当に申し訳ない。
課長は静原さんに依頼をキャンセルするとまで言ってしまった。
今から、新しいデザイナーを探す?
それとも、すぐにでも私が静原さんに頭を下げに戻るべき?
彼の気が済むまで土下座でも何でもすべき?
「おまえのミスはもう済んだことだ」
課長は昨日ミスの報告をした際に、ひとつ嘆息して「どうすればいいか考えろ」と言った。
彼の叱責はそれだけ。
そのことが余計に、櫟課長の中で私の評価ががくんと下がったことを感じ、居たたまれない気持ちになる。
課長は続けて言う。
「最初からこうなるっていうのは想定してた。自分の創造物でメシ食ってる人間なんて、プライドの塊なんだよ。商品価値をつけてくれるヤツには下手に出て見せても、腹ん中は基本上から目線。ある程度実績のあるヤツがプライド傷つけられてまで仕事を続けてくれるとはハナから思ってない」
「じゃあ……」
突っぱねられるってわかってて、謝罪に同行したんだ。
ただ、謝って文句を言われるだけなのに、付き合わせてしまった。
本当に申し訳ない。