俺様上司は、極上の男!?
「わーお!やっと出てきた!もうちょっとで裸踊りでもしなきゃってとこだったわよ!」
「偉そうに説経しないで!いつだって、つぐみちゃんは私を下に見てるんだから!」
「どんだけ卑屈なのよ!自分の立ち位置くらい自分で決めなさいよ!」
朋子が靴下のまま、廊下に飛び出し、私に掴みかかった。
突然始まったキャットファイトにギャラリーがざわめいたけれど、酔っ払った朋子は力無く私にしなだれかかっただけだった。
朋子は私の肩に手をつく格好でゆらゆらしている。
唸るような声が漏れた。
「仕方ないじゃない。私だって裕太くんが好きだったんだもん。忘れられなかったんだもん。つぐみちゃんを傷つけてでも欲しいと思ったんだもん」
「それを実行に移したんでしょ。じゃあ、今更ぐちゃぐちゃ突っかかってこないで」
冷たく返す私に向かって、朋子が顔を上げた。瞳が血走っていた。
「そうよ!実行したわよ!裕太くんに告白して、その日のうちに抱いてもらった。既成事実が欲しかったから。つぐみちゃんにキレられ、罵られて、これで友情が終わっても仕方ないって思ってた!その時はね!でも……」
「偉そうに説経しないで!いつだって、つぐみちゃんは私を下に見てるんだから!」
「どんだけ卑屈なのよ!自分の立ち位置くらい自分で決めなさいよ!」
朋子が靴下のまま、廊下に飛び出し、私に掴みかかった。
突然始まったキャットファイトにギャラリーがざわめいたけれど、酔っ払った朋子は力無く私にしなだれかかっただけだった。
朋子は私の肩に手をつく格好でゆらゆらしている。
唸るような声が漏れた。
「仕方ないじゃない。私だって裕太くんが好きだったんだもん。忘れられなかったんだもん。つぐみちゃんを傷つけてでも欲しいと思ったんだもん」
「それを実行に移したんでしょ。じゃあ、今更ぐちゃぐちゃ突っかかってこないで」
冷たく返す私に向かって、朋子が顔を上げた。瞳が血走っていた。
「そうよ!実行したわよ!裕太くんに告白して、その日のうちに抱いてもらった。既成事実が欲しかったから。つぐみちゃんにキレられ、罵られて、これで友情が終わっても仕方ないって思ってた!その時はね!でも……」