俺様上司は、極上の男!?
4月半ば、社外でリリさんと打ち合わせを終え帰社した時だ。
玄関フロアで朋子に会った。
「つぐみちゃん、久しぶり」
ちょうど、1階の店舗から階段で上がってきた朋子。鉢合わせとしては、前と同じ状況じゃないか。
朋子とまともに顔を合わせるのは、あの夜以来だから約1ヶ月ぶり。
在庫のスポーツソックスをカゴに入れ抱えた朋子は、幾分落ち着いた様子だった。
私ももうわざとらしく避けもしない。
朋子との関係は清算済みだ。そこははっきりしている。
「店舗に異動になるかもなんて、言ってなかった?」
私は『まだいるの?』というように嫌味っぽく問う。
「ああ、あれね。取り消しになったの」
朋子は何でもなさそうに答えた。それからにこっと笑う。
「妊娠したみたいだから。本社の内勤のままでいいって上司が」
「え!?」
玄関フロアで朋子に会った。
「つぐみちゃん、久しぶり」
ちょうど、1階の店舗から階段で上がってきた朋子。鉢合わせとしては、前と同じ状況じゃないか。
朋子とまともに顔を合わせるのは、あの夜以来だから約1ヶ月ぶり。
在庫のスポーツソックスをカゴに入れ抱えた朋子は、幾分落ち着いた様子だった。
私ももうわざとらしく避けもしない。
朋子との関係は清算済みだ。そこははっきりしている。
「店舗に異動になるかもなんて、言ってなかった?」
私は『まだいるの?』というように嫌味っぽく問う。
「ああ、あれね。取り消しになったの」
朋子は何でもなさそうに答えた。それからにこっと笑う。
「妊娠したみたいだから。本社の内勤のままでいいって上司が」
「え!?」