俺様上司は、極上の男!?
例の企画。
私がメイン担当で櫟課長がバックアップという新ブランドの案件のおかげで、私たちがともに過ごす時間は増加した。
朝から打ち合わせをしたり、ムドラ側へのメールや提出資料をチェックしてもらったり、一緒に関係先に出掛けたり……。
初めての仕切りである上に、やることがそこはかとなくあって、ここ一週間は毎日終電帰宅だ。
そのすべてが、常に櫟課長と一緒なわけ。
課長は仕事中けして、私に妙なことは言ってこない。
冷たいくらいの口調と視線に、私はビクビク半分、挑む気持ち半分で仕事をこなす。
しかし他の社員も帰り、そろそろ本日も終わり……という頃になると、ちょっかいを出してくるあの男!
「二人きりだし、キスしとくか?」
「寒いし、一緒にシャワー浴びればいいだろ」
「また、泣いた顔が見たくなった」
迫ってくるキレーな顔。
髪に触れてくる長い指。
低い声が艶っぽく変わる。
豹変ぶりに、私は驚愕しおののくばかり。
いや、私だっていつまでも可愛くビビっているわけじゃない。
私がメイン担当で櫟課長がバックアップという新ブランドの案件のおかげで、私たちがともに過ごす時間は増加した。
朝から打ち合わせをしたり、ムドラ側へのメールや提出資料をチェックしてもらったり、一緒に関係先に出掛けたり……。
初めての仕切りである上に、やることがそこはかとなくあって、ここ一週間は毎日終電帰宅だ。
そのすべてが、常に櫟課長と一緒なわけ。
課長は仕事中けして、私に妙なことは言ってこない。
冷たいくらいの口調と視線に、私はビクビク半分、挑む気持ち半分で仕事をこなす。
しかし他の社員も帰り、そろそろ本日も終わり……という頃になると、ちょっかいを出してくるあの男!
「二人きりだし、キスしとくか?」
「寒いし、一緒にシャワー浴びればいいだろ」
「また、泣いた顔が見たくなった」
迫ってくるキレーな顔。
髪に触れてくる長い指。
低い声が艶っぽく変わる。
豹変ぶりに、私は驚愕しおののくばかり。
いや、私だっていつまでも可愛くビビっているわけじゃない。