俺様上司は、極上の男!?
「俺は、フツーに男の本能のまま、おまえを誘ってるだけ。久しぶりに抱き心地のイイ身体に出会えて、相手がフリーだから声をかけてる。シンプルだろ?」


櫟課長は薄茶の瞳を細め、余裕たっぷりの笑顔だ。
重ね重ね、この人って仕事してる時とキャラが違う。いきなり、肉食系になるんだもんなぁ。


「おまえは、俺とのセックス良くなかった?相性、悪かった?」


ストレートな物言いに私は困惑の極み。


「相性とかは……考えたことないですよ……」


気持ち良かったのは間違いない。お互いの身体がトロトロに融解し、流れ落ちてしまいそう。
あんな感覚、初めてだった。
でも、そんなこと口にできない。


「じゃ、確かめるためにもう一回寝とくか」


課長がさらっと言い、私はまたため息をついた。

ですから、お断りしてますって。
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