キミのみるセカイ
「慎太郎・・・?」

「何だよ、心絵、心絵って・・・。」

俺の手が震える。

「慎太郎は、心絵ちゃんのことまだ嫌いなままか?」

「親父には、カンケーないだろ!!」

俺は、ムキになって叫ぶ。

「慎太郎・・・。」

親父の声が小さくなる。

「・・・。」

俺は、はっとなる。

「お、親父っ・・・、いや、ごめんっ・・・今のはっ・・・。」

俺は、あせる。

「慎太郎。」

「あ、うん・・・。」

俺は、うつむく。
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