良い子とは呼ばせない
夜の10時。


職員室の明かりが消えたのを確認して、私は窓から校舎に侵入する。


夜の校舎のあまりの静けさに、私の心臓の音が学校中に響いているのでは、という気にすらなってくる。



私は靴をカバンに入れ、懐中電灯片手にそうっと階段を登っていった。



向かうは、私の教室。
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