ヤキモチやかせたい!
「てかさぁ、森田くんの教室まで会いに行けばいーじゃん!通い妻になれ!」


「痛っ!」


知寿は突っ伏している私の頭にチョップを食らわしビシッと言った。



「知寿ちゃんチョップはやめてぇー?

てかー…人見知り激しくて超小心者の私がさ?よそのクラスに行って森田くん呼び出したり出来ると思う?」


「うん、無理だね。はははー。」


「教室のドアからこっそり森田くんを覗き見するくらいしかできないよぅ。」


私がそう言うと、知寿は腹を抱えて笑い始めた。どうやらツボに入ったようだけど…。


「何がおかしいのさー!」


私は真面目に言ってんだー!
どーせ私はヘタレですよぉ!


< 5 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop