先輩しかもう見えないんだよ…



「あははっ花火バイバーイ」




「バイバーイι」




放課後になり、教室にはあたしだけが席に座ってセミの声を聞きながら項垂れていた。





「コラコラ!!お前、最近ずっと上の空だぞ」





しばらくして教室にきた理科、そしてうちの担任の矢萩があたしの真ん前に座った




「恋してるんだ☆」





あはっと作り笑いして矢萩に帰らせろアピール。
を送ってみるがそう簡単にもいかないそうだ





「あほかっ…でも、可愛いなお前」




はいぃいぃぃ!!??

気のせいですか?!気のせいですよね!?





全身に鳥肌がたった。




「キモいんやけどι」





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