先輩しかもう見えないんだよ…
「お前なぁι教師が真剣に中学2年のお前に恋してんのに、その言い方はないやろι」
矢萩がメガネを外し、少し長めの髪をクシャクシャした
確かに人気ある先生だけど、
「キモイキモイキモイキモイ!!ムーリ!!!」
「好きなやついんの?」
矢萩が窓の外を向いた
好きなやつなんていないけど、矢萩はキモイ教師。
まさかの告白も鳥肌がたつばかり。
どうにかして振らないと…
「…あ、あれっあの人が好きなの!!」
適当にグランドで部活をしている陸上の生徒を指差した。
「鈴木か…」