腹黒王子の取扱説明書
「内容はどうであれ、労働時間かかってんだよ」
「労働時間ねえ。この程度なら電話を2~3本かければわかるよね。お前にしてはお粗末過ぎるな」
「だったら、お前がやれよ。お前の女の件だろうが?」
「俺にそんな事を言うんだ。女にナイフで刺されそうになったところを助けたのは誰だっけ?」
俺は須崎に向かって意地悪く微笑む。
「キャットにお前の居場所教えようか?」
キャットと言うのは、須崎の元カノ。
アメリカ人で金髪の美人だが、かなり嫉妬深いらしい。
二年前に別れたらしいが、須崎の事が忘れられずストーカーのように彼を追っているらしい。
須崎はそれ以来、数ヶ月に一度は家を変えるようになった。 アメリカにいた時、キャットはオフィスにまでやって来て彼を追いかけ回した。
復縁を迫ったが須崎が即座に断って、逆上したキャットが用意していたナイフで彼に襲いかかろうとした。その時、タイミングよく俺が通りかかって彼女のナイフを取り上げ事なきを得た。
「労働時間ねえ。この程度なら電話を2~3本かければわかるよね。お前にしてはお粗末過ぎるな」
「だったら、お前がやれよ。お前の女の件だろうが?」
「俺にそんな事を言うんだ。女にナイフで刺されそうになったところを助けたのは誰だっけ?」
俺は須崎に向かって意地悪く微笑む。
「キャットにお前の居場所教えようか?」
キャットと言うのは、須崎の元カノ。
アメリカ人で金髪の美人だが、かなり嫉妬深いらしい。
二年前に別れたらしいが、須崎の事が忘れられずストーカーのように彼を追っているらしい。
須崎はそれ以来、数ヶ月に一度は家を変えるようになった。 アメリカにいた時、キャットはオフィスにまでやって来て彼を追いかけ回した。
復縁を迫ったが須崎が即座に断って、逆上したキャットが用意していたナイフで彼に襲いかかろうとした。その時、タイミングよく俺が通りかかって彼女のナイフを取り上げ事なきを得た。