腹黒王子の取扱説明書
14、悪い虫 ー 俊side
重い……。
何かが胸の上に乗っかっているような……。
息苦しさを感じて目を開けると、目の前の光景に驚いた。
麗奈が俺の胸の上に突っ伏して寝ている。
彼女はまだスーツ姿のままだ。
「れ…な?……な…んで……」
声を出そうとするが、なかなか出てこない。
……喉がイガイガする。
やっぱり本格的に風邪を引いたらしい。
自分で歩けなくなるくらい酷い風邪なんて今まで引いたことがなかったのに。
まさか麗奈にキスして本当に移るとは思わなかった。
でも、何でこうなった?
昨日の夜、須崎に家まで運ばれて……麗奈にゼリーと薬を飲まされて……。
それから、なんとかパジャマに着替えてそのままベッドに横になったのは覚えてる。
須崎と一緒に麗奈は帰ったかと思っていたが……。
どうして帰らなかった?
何かが胸の上に乗っかっているような……。
息苦しさを感じて目を開けると、目の前の光景に驚いた。
麗奈が俺の胸の上に突っ伏して寝ている。
彼女はまだスーツ姿のままだ。
「れ…な?……な…んで……」
声を出そうとするが、なかなか出てこない。
……喉がイガイガする。
やっぱり本格的に風邪を引いたらしい。
自分で歩けなくなるくらい酷い風邪なんて今まで引いたことがなかったのに。
まさか麗奈にキスして本当に移るとは思わなかった。
でも、何でこうなった?
昨日の夜、須崎に家まで運ばれて……麗奈にゼリーと薬を飲まされて……。
それから、なんとかパジャマに着替えてそのままベッドに横になったのは覚えてる。
須崎と一緒に麗奈は帰ったかと思っていたが……。
どうして帰らなかった?